舞台の上が嫌いになりそう

実のところ、人前でピアノ弾くのってあんまし好きじゃないんですよね。
こわいもん。
外したらどうしようとか。
まして自分の下手くそっぷりをめちゃくちゃ自覚しはじめてる最近
それでキャーキャー言われたり褒められたりするのがすごく申し訳ない。
なんか聴いてる人を騙してるような気がする。
昔、完璧主義を極めすぎて、ステージ上で弾かずレコーディングに徹したピアニストさんがいたと聞いたことがありますが。
はぁ。

まして卒業式なんて、
まして校歌なんて、
国旗と校旗に挟まれてピアノ弾くなんて経験そうそうないですよ。
国の象徴と学校の象徴に挟まれて学校の象徴たる音楽を演奏するんですよ。
この凄まじいプレッシャー。
多分皆さんの想像を絶します。
光栄っちゃあ光栄だけど、

俺はすごく申し訳なかった。
俺なんかが卒業式でピアノ弾いちゃってごめんなさいみたいな。
まだまだ俺には
合唱の伴奏という本番が残されている
ああ
誰か代わってやってくれ

でも
人に聴いてもらって初めて芸術として成立するのが音楽の難しいところ

俺はこの高三の一年間は
バッハ漬けになるよ


先輩方

ほんとうに
卒業おめでとうございます。