曲は編曲で化ける。

人はそれぞれ、固有の音を持っています。

その人の性格、感情、体の調子、あらゆる情報が詰め込まれた音。
その音を他人に伝える、最も簡単で、最も基本的な方法が、声です。歌です。
歌詞の助けも借り、今の気持ちや感情を伝えるには最適な方法。
そして、その音に因る意思伝達の幅を広げるツールが、楽器。
声が人によって違うように、同じ楽器を使ってもその音色は人によって全く変わってくる。
すなわち、音は人。
音と人は一心同体。
音を知るとは人を知ること。
音を語るとは人を語ること。
音を好きになるとは人を好きになること。
このへんはちょっと意味がわからない。


ところで、曲ってのは編曲によってそのイメージを大きく変えます。
楽器を使う場合、曲を媒介にして相手に意思を伝えようとするわけですが、媒介が無能なら伝わりにくいわけです。
いい曲は本当にわかりやすい。
編曲がクソな曲は演奏しててつまんないし。
聴いてもつまんない。
本当にね。
M8の吹奏楽アレンジとか本当につまんないっすからね。
なんなんだろうね、あれね。

ピアノアレンジにも同じことが言えますよね。
初級向けは、本当にピアノ初心者が試しに弾いてみる程度のレベル。
中級向けあたりから、割と発表会とかでも使えそうな感じ。
そのなかでも、編曲がいくつかあったりして、人によって好みが分かれるところではあると思います。
俺もそんなわけで、卒業式で弾く曲の楽譜を変えました。
ただ、俺のピアノの問題は、結構ガツガツいっちゃうとこ。
結構独裁的って言うか攻撃って言うか。
地に足つかないまま突っ走っちゃったりするし。
そこが俺の問題よな。
割と音が浅くて粒が弱くて。
練習すなぁ。

編曲で曲が化けるといえば。
コナンのメインテーマ。劇場版の。
あれはすごいですね。
俺としては、天国へのカウントダウンver.が最高傑作だと思うのですが。
戦慄の楽譜でなぜオーケストラにしなかったのか。
本当に、あの編曲だけは納得がいきません。
劇場版コナンのメインテーマ史上最大の汚点といってもいいくらい納得がいきません。

ところで最近知ったんですけど
コナンの工藤優作とMGSのオタコンって、同じ田中秀幸さんがやってらしたんですね。
知らんかった。驚いた。