「GENOウイルス」という新型コンピュータウイルスが流行

世界では新型インフルエンザが拡大していますが、コンピュータの世界でも、新しいウイルスが現れたようです。

JSRedir-R、Gumblarウイルス、GENOウイルス
国内では、最初に感染が確認されたという通信販売サイトの名前から「GENOウイルス」と呼ばれていますが、現時点で最大級の脅威となっている模様です。
このウイルスに感染すると、感染したコンピュータが管理しているWebサイトを改ざん、そのサイトにアクセスしたパソコンを感染させるためのJavaScriptコードを埋め込みます。
すると、そのサイトを見たコンピュータも感染していきます。
普通のウイルスなら、怪しいサイトには入らないという基本的対策によって感染を防ぐことができますが、GENOウイルスの場合、つまりは一般的な個人サイトや、企業のサイトからも感染してしまうわけです。
感染しますと、パソコンの動作が重くなったり、起動しなくなったり、個人情報が盗まれたりするとのことです。

GENOウイルスはAdobe ReaderやAdobe Flash Playerの脆弱性を利用したもので、現在これらのソフトウェアの最新版で、脆弱性は修正されたとのこと。
ウイルスソフトのパターンファイルでも対応できるようになっているそうです。
現在このウイルスの感染は収束したと見られているそうですが、みなさんも十分に注意してください。

「GENOウイルス」は今年最大級の脅威に？
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/22/news028.html
「Gumblarウイルス」にも多層防御は有効、シマンテックが解説
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/26/23558.html
GENOウイルスまとめ
http://www29.atwiki.jp/geno/